西洋医学はひざが痛い時にはひざの治療をします。肩が痛ければ肩を治療します。
当たり前のようですが、それはその部位に原因がある時です。
中枢に原因がある時はその痛む部位は偽の症状ということです。

例えば右手、右足がマヒを起こす原因は左脳の出血や梗塞です。治すのは左脳ですね。
右手右足に症状はあっても施術部位ではありません。

そのように考えれば、ひざの外側が痛む時の中枢は脊髄のL4-5に原因があり、ひざの内側に痛みがあるのはS2-3の脊髄レベルの流れが上手くいっていないと考えます。

遠絡医学の創始者 柯(コウ)先生は見える症状は桃の花、原因は桃の幹にあると教えて下さいました。
これが因果関係です。
遠絡医学ではどの部位の痛みはどこの中枢(脊髄、脳)が原因なのかをすべて明らかにしています。
病気の根本(中枢)から治していくことが遠絡療法の真髄です。

遠絡療法が中枢性の病態を治療できることが、現在の西洋医学で対応できない病気を治すことを可能にしているのです。

桃の樹