テニス肘の自分できる遠絡療法による痛みの緩和法を紹介します。手や足の押圧ポイントを自分で押すことで痛みの軽減が期待できます。自分ひとりでできる方法なので、まずはお試しください。

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テニス肘

自分で出来るテニス肘の痛み緩和法

テニス肘の症状は、タオルを絞る動作をしたり、肘を伸ばしたまま物を持ち上げたりした時などに、肘の外側から前腕にかけて痛みが走ります。

これは肘の腱鞘炎、医学的には「上腕骨外側上顆炎」といいます。通常テニス肘と言いますが、テニスをしていなくてもテニス肘と言います。

経絡(東洋の考え方)の流れからみると大腸経と呼ばれる流れの痛みです。

通常、保存療法として肘に負担になる動作を控え、湿布や痛み止め、テニス用のサポーターなどをします。

右の肘の外側が痛む場合

腕を挙上していくときに、肩の真上(外側)辺りが痛む場合の押圧ポイントを説明します。

まず、押圧ポイントは痛い側の肘の反対側の足にあります。右肘が痛む時の場合、押圧ポイントは左足の2箇所(CポイントとFポイント)になります。

右肘の外側辺りが痛む時は、左足を足裏が見えるように膝を曲げて座ります。このとき足関節の力は抜いておきます。(左肘の場合は右足)

押圧ポイントの位置

Cポイント

左の足の裏が見えるように膝を曲げて座ります。ふくらはぎの曲線に沿って、上方から辿ってきて脛の骨にぶつかるところから指半分ぐらい戻ったくぼみの部分がCポイントです。(Cポイントなどの説明は基礎知識を参照)このCポイントはしっかり深圧したまま固定します。

Fポイント

もう1点は先のCポイントと同じライン上で膝と足首のちょうど真ん中がFポイントです。

ポイントの押し方

最初に押しているポイント(Cポイント)を深圧したまま、膝と足首の中間点のポイント(Fポイント)を押し、そのまま足首方向に向かってぐっぐっと30回ほどリズミカルに動かします。表皮を動かすのではなく、上手くくぼみを捕らえて動かすのが上手くいくコツです。

ポイントを押しても痛みが変化しない場合

それぞれのポイントを押し揉みして痛みがまったく変化しない時は、ポイントがしっかりと当たっていないか、痛みの原因が別にあることが考えられます。

改善が見られない時は早めに専門家に相談しましょう。

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