「沢田流聞書 鍼灸真髄」という書籍の中で、東洋医学と西洋医学という見出しのページがあります。東洋医学の基礎は十四経というもので、人間の体について総てがよく分かっている聖人が作ったというくだりがあります。古の聖人が天体を見てその陰陽から割り出して人間の体を治す道を発見した。この十四経一巻が会得出来れば如何なる病気も治らぬものはないと書かれた「十四経発揮」の序文を読んで、先生は寝る間も惜しんで経絡、経穴を人の体で習得されたらしい。
この十四経絡を遠絡療法ではラインという名称で呼びます。経穴はポイントといいますが、柯先生が実践の中で、多少整理、変更されたところもありますが、大まかには同じと考えて良さそうです。ただ、ラインやポイントの使い方は「易経」や「相対性理論」から編み出された公式を使います。

十四経絡