現代医学は常に進歩しています。薬も手術も進歩しているようです。最近10年ではiPS細胞などの再生医療は目覚ましいものがあります。特に医療機器、検査機器などの分野は恐ろしいほど進歩しています。それに比べて東洋医学は数千年前の医学を何度も何度も繰り返し、極めていこうとしているようです。
この繰り返し、循環という考え方の代表に陰陽五行論というのがあります。自然は循環を繰り返しながら進歩するという考え方です。
遠絡医学の中にもこの陰陽五行論は取り入れられています。これは症状の進行の順番ということで残し、さらに進めて相生相克関係は進化して「遠絡六行」という考え方に進歩しました。
子午流注という十二支の流れから臓腑通治、遠絡同名、表裏関係が分かるようにした図を掲載しました。自然界は5より6という数の方がより自然なのです。