鍼灸をやっている方にはおなじみの経穴(ツボ)です。
内踝(内くるぶし)の上3寸、人差し指から小指まで4本並べた上側の脛骨の後ろ際の窪みの部分にある経穴です。
産婦人科疾患を中心にかなり重要な経穴なのです。和漢三才図会には「二十二種の疾を治す」と書かれているほどです。
この三陰交は足の太陰脾経の経絡に入っていますが、実際は肝経や腎経の疾患に使います。名前の通り、足の陰経の3つが交わる経穴なのです。
遠絡療法ではAxⅠ/1、AxⅡ/1、AxⅢ/1 は同じ位置です。この位置を三陰交と考えて間違いありません。遠絡療法では3つの陰経はこの位置で交わっているのです。
遠絡療法ではあまり使われませんが、鍼灸でも妊娠初期は禁忌になっています。