最近読んでいる書籍に「閃く経絡」というのがあります。

私たちは経絡が見えなくても信じて施術に活かしているのですが、見えないものは信じられないというのが現代的、科学的な考えらしい。

この本ではファッシアという膜が経絡だという。発生学的に考えて中医学を読み解くとつじつまが合うようだと言っている。もっとしっかりと読み込まないといけない書籍の一つでお薦めです。

経絡の流れの中でツボ(経穴)と呼ばれる部位はほとんど身体の複雑なところにあるのですが、前腕や下腿の平坦なところにも経穴があります。「飛揚」や「外丘」などのツボはなぜかまっすぐでなく稲妻型に流れている部分にあります。どうしてでしょう。本の中では「氣は最も抵抗の少ないと通路を流れる」と著されています。

稲妻型、そうなのです。カミナリが落ちる時のあのギザギザの流れです。