ツボという言葉は一般的にも良く使われる言葉です。ツボを押すとか、ツボにはまるなどと使います。ツボを押すと体の中の深いところに入っていくイメージです。ぴったりツボにはまるというと予想通り的中するという意味ですね。

遠絡療法では経穴(ツボ)という言葉を使わず、ポイントという言葉を使っています。ツボとポイントはよく似ていますが、正確には少し違っています。

ポイントは整然とした論理と臨床検証に基づいて特定した箇所ですので、あるポイントを刺激するとどこの痛みが消えるというように治療効果がはじめから明確に予測されています。遠絡療法にはCポイントとFポイントがあって両者が関連をもちながら、当初予測した通りの相乗効果が表れます。これは遠絡療法だけがもつ体系化された理論治療になります。

ちなみにポイントは手足に1ラインに9か所×12ラインで108のポイントが定められています。