中国古代の医書「黄帝内経」にも記載されている子午流注という理論があります。

子午というのは時刻です。1日24時間を十二支に対応させています。

子(ね)の刻とか、丑(うし)三つ時などという言葉をきいたことがありますね。

流注というのは十二経絡の気血の流れのことで、子午流注は1日の経絡、経脈の運行リズムのことです。

 

遠絡療法でも子午流注を採用しています。

例えば子の刻に対応している胆経の病は対角線上にある午の刻で、その対応経絡心経で治療をします。

 

その一覧図から本経に対して臓腑通治、表裏、同名(遠絡同名)の3つのラインを選んで施術をします。

時刻のことは、例えば膀胱経の背部痛、腰痛はそのラインが旺盛な時刻13時から17時というようなことも常に考慮しています。